きっちゃんの散歩日記

ホンダが世界的な景気後退による業績低迷などを理由に、自動車レースの最高峰、F1シリーズから今シーズン限りで撤退することを発表した。伝説のF1パイロット「音速の貴公子」アイルトン・セナさんが愛したホンダ。その挑戦の歴史に幕が下ろされることになった。ホンダの福井威夫社長は「当初目標としていた成果が出せずに撤退というのは、大変私としても悔しいし、残念だし、ファンの皆さまには大変申し訳ないと思っています」と語った。5日朝、ホンダの社員は「今、初めて知りました」、「(会社に)戻って確認してびっくりします」などと話していた。社員にも知らされていなかった突然の撤退。元F1ドライバーの片山右京さんは、「来年はまたいい結果を残してくれるだろうと信じてましたので、そういう中での突然のニュースだったので、ショックとしか言いようがないですね」と話した。ホンダは、1964年にF1に初参戦し、1968年まで活動した。1983年からは、エンジン供給という形で再び参戦し、アイルトン・セナさんとともに、数々の栄光を手にした。ホンダは、一時活動を停止したあと、2000年、再びF1界に戻ってきた。しかし、これまでの9年間でわずか1勝と振るわず、かつての栄光を取り戻せないまま、戦いの最前線から去ることになった。福井社長は「また再復帰ということを考えての決断ということではなく、今回、完全に撤退であります」と語った。ホンダは、世界的な自動車需要の落ち込みによる業績の急激な悪化を背景に、期間従業員の2割削減も決めたばかりだった。与党は5日、派遣社員を正社員に採用した会社に、1人あたり最大で100万円を支給するなどの対策をまとめ、麻生首相に報告した。政界からもホンダのF1撤退には、さまざまな声が聞かれた。中川財政・金融担当相は「いちF1ファンとしては非常に残念。わたしの立場からは、経営ですから(話は)差し控えた方がいいと思います」と述べた。杉村太蔵議員は「日本の自動車っていうのは、世界に誇れる最高技術の部分がありますから。よほどのことなんでしょうね」と語った。モータースポーツ振興議連副会長の自民・笹川総務会長は「しかしホンダっていうのは、近代産業で決断が早いね。政治家はこれに比べると遅いと言われるけど」と述べた。今回の決定について、モータージャーナリストの今宮 純氏は「損得の計算というよりも本田技研として、3年後、5年後、2010年以降の自動車環境を含むマーケットをにらんで、この決断に至ったというふうに受け止めました。個人的には福井ホンダ社長は、昔から2輪、F1がすごい大好きな人で、個人的には無念だなというのが、きょう(会見を)聞いていて感じられました」と話した。[5日20時12分更新]注目の情報コミック全巻無料。 ほか50特典Yahoo。プレミアムが50特典以上にパワーアップしました。例えば、ヤフオクがおトクに使えたり、人気コミックが全巻無料で読めたりと、Yahoo。 JAPANがよりおトクに楽しめます。あなたにぴったりの特典探そう。注目の情報４０代、ドロドロこってり特定健診も気になっていたので…（43歳 男性） サントリー身長158ｃｍ、体重は…絶対言えません…食べる前に飲む…⇒石綿新法改正で救済範囲拡大 厚労省は今一度「不作為」の反省をnikkeiBPnet on Yahoo。ニューストップ